●メシア文鮮明先生はユダヤの血統か

2020年5月

このページはキムフジオの主観です。

■メシア文鮮明先生はユダヤの血統か

●六マリア

六マリアの話をしながら、(二代王とか牧会者が)、イエスの家系とか種とかの話をされていますが、それを強調すればするほど、「じゃあ、文鮮明先生は、イエスの家系とつながっているのか」という事をはっきりさせなければなりません。(フジオの個人的考えです)。

その事については、二代王は言及されていないし、牧会者達も言及されていないのです。また、私はそれは不思議な事だと思います。

私が思うに、牧会者が、「イエスがユダヤの血統である」という話をしたら、ついでに、「文鮮明先生はあれこれの理由でユダヤの血統です」と言うとか、あるいは、「ただし、メシア文鮮明先生は、そのユダヤの血統とは関係ありません」とついでに言うべきものじゃないかと思っています。それが血統を強調する牧会者の信者に対する責任とか礼儀のようなものじゃないかと私は思うのです。(そう思うのは私一人ですが)。

澤田さんのように、「文鮮明先生は原罪があるのかないのか、はっきりせよ」と主張している人に、私は、「なぜ文鮮明先生は原罪がないのか」聞いてみたいです。予想される答えとしては、「統一原理を著されたから」か、あるいは、「柳寛順(유관순) が愛国の為、殺されたので、神の国が立てられる条件になった」という事でしょう。前者は原理講論の總序の最後にもありますが、後者は、原理講論にはそんな記述はなく、原理本体論にもありません。

「原理本体論というのは血統の重要性を強調しているのだ」と原理を良く知っている方達から聞かされるのでですが、私には何か重要なところが抜けていると思っていたのですが、それは何か考えてみると、文鮮明先生が原罪がないという事が証明されずに、血統が重要だと言っている事じゃないでしょうか。(2020年のペンシルベニアでの原理本體論講義において、初めて劉正玉会長がその件について講義されました。文潤國(ムンユングク)ハラボジの愛国犠牲によって神の国としての條件が立ったということでした。)

つまり、イエスのメシア性=無原罪については、聖書と蕩減復帰原理によって、説明できます。しかし、文鮮明先生の無原罪性について、文書で論理的にはっきりと説明されていません。

また、信者の中に、「文鮮明先生はメシアだから、イエスと同じユダヤの血統か?」という疑問を持つ人がいない(ような)ので、それも私が考えるにおかしい(疑問を持たない事がおかしい)と思います。

ある人は、「失われた部族のうちの一つが韓国、日本に来ている」と主張する人がいます。その人はその主張をする事により、文先生の血統と関係づけようとしているんじゃないかと思います。つまり、その人は、「文先生の家系はイエスと同じユダヤの血統である」と言いたいんじゃないかと思っています。

ある人は、イスラエルの幕屋と日本の神社の類似性のついての話をしながら、「失われたイスラエル部族のうちのある部族が韓国や日本につながっているので、文先生もその家系を受け継いでいる」と主張されておる方がおられるようです。「だから文先生はユダヤと血統が繋がれている」とおっしゃりたいのかなと思います。(私はそれについて肯定とか否定とかしたいのではありません)。

普通、原理講師は、「文鮮明先生は、統一原理という天の秘密を明らかにされたので、メシアである」と確信し、「統一原理を発見されたゆえにメシアである」と受講者達に主張しておられます。特に3日修錬会まではそういう説明です。

私はその言い方は説得力があると思っています。ただし、それが正しいなら、文鮮明先生がユダヤの血統とは関係なくてもいいわけです。しかし、ついでにそんな人(講師)が、日本の神社にユダヤの祭りの痕跡があるという話をする事があるので、受講者は文鮮明先生の無原罪性の理由について混乱するのです。つまり、文先生が原理を発見したからメシアなのか、ユダヤの血統だからメシアなのか、あるいは両方なのか…ということです。

私は、呉澤龍(オテギョン)教授からそれ(文先生がなぜメシアか)に関する講義を直接聞いています。呉澤龍(オテギョン)教授の講義ビデオもあります、韓国語ですが。

呉澤龍教授の結論は、
「ユダヤの血統と文先生がつながる必要はまったくない」
「血統摂理はイエスで終わった」という事でした。

これは、御父様が食口に対して御言葉の途中に何か質問があるかと言われた時に、呉澤龍教授が御父様に、「あなたがメシアであるという理由は何か」と聞かれた時の御父様の言葉だそうです。呉澤龍教授がその質問をした時には、御父様は大変、怒られたということでしたが、だいぶたって御父様がこの答え「血統摂理はイエスで終わった」と言われたということです。

「血統摂理はイエスで終わった」と言いながら、アボニムや二代王は血統の話をします。これは、「人類の父母としてのメシアの血統摂理はイエスでいったん終わった」という意味でしょう。そして、文先生を出発点として、血統摂理が文亨進二代王、文信俊三代王と続いていく血統摂理が再び始まったとすれば大変すっきりします。

しかし、なぜその事を平信徒の私が言わなければならないのでしょうか。二代王や原理講師と呼ばれる人達の口から聴きたいものです。

●救いには再臨メシアの遺伝子も必要

私達はサタンと血統がつながってしまっています。しかし、同時に、私達はアボジの血統ともわずかつながっている必要があるようです。それは、「異邦人が信仰でメシアにつながっている」というのではなく、遺伝子にアボジと共通のものがあるという意味でつながっている必要があるようです。それが蒙古斑点の御言葉です。二代王は蒙古斑天について言われませんが、御父様は2005頃、蒙古斑天について言われ始め、あげくのはてには、蒙古斑点聯合大会を何回か開かれ宣布されました。「人類の80%は蒙古斑点があり、血統でつながれている」ということを言われたかったようです。

蒙古斑点聯合に関する2006年の大会で御父様が読まれた御言葉です。

「蒙古斑同族連合」は、今、使命が明確になりました。「天宙平和連合」を縦的なアベルとし、そして世界の宗教圏と国家圏を横的なアベルとして侍り、カイン的立場に立ち、この地に平和理想世界王国を創建する主役にならなければなりません。「天宙平和連合」創設事業として推進されている「ベーリング海峡トンネル・プロジェクト」にも、皆様の積極的な参与があることを願います。このプロジェクトの完成によって、人類は一つの家族となり、戦争のない永遠の平和を謳歌する平和理想世界の創建を早めるようになるでしょう。

皆様全員、蕩減復帰を勝利した、全人類の平和の王である神様を、真の父母として侍って暮らす、真の王子、王女になってください。真の父母様の祝福結婚を受けて血統転換を完成し、「蒙古斑同族連合」を「蒙古斑血族連合」に還元させましょう。これが正に皆様に下された天命であることを肝に銘じ、天宙平和統一王国創建の真なる主人になりましょう。

つまり、短く分かりやすくすれば、

「蒙古斑同族連合」、つまり、生まれた時にお尻が青い人達は、「平和理想世界王国を創建する主役」であり、「真の王子、王女になって血統転換を完成し」、「天一国の主人になりましょう」という事になります。

…という事だから、二代王が、「蒙古斑」について全然言及しない事が不思議と私は一人で考えるのです。アボニムも晩年はまったく言われませんでしたが。